算数を学ぶ上で必要な論理力とは、そんなに難解なものではなく、
例えば、「A=B、B=Cのとき、A=Cと言えるか?」
という水準の論理的な話を合理的に考えられるという力です。
ところが、論理力は、子供から大人へ成長する過渡期にある小学生には、
なかなか難しいテーマとなります。
1つ1つの水準自体は高くないのですが、「漏れなく」「緻密に」考えることを要求されるため、「考えるのが面倒」「なんとなくこう思う」という「易きへ流れがちな」幼児性が邪魔をして、なかなか身につかないように思われます。
しかしながら、論理力は、発想力や図形のセンスと異なり訓練で獲得できる能力と考えられます。したがって、倦まず弛まず取り組ませることで、低学年の頃には苦手でも、学年が進むにつれて身について行くようです。