勉強方法として、予習と授業と復習がありますが、どれも重要です。しかしそれぞれ意味合いが違うので、それを意識しておかないと勉強効率が落ちてしまいます。
では、それぞれの意味とは何なのでしょうか。
なぜ予習するのか
予習には、2つの意味があります。1つは、自分の独習でわかることは速やかに身に付けること、もう1つは「自分の独学ではよくわからないこと」をあらかじめ洗い出しておくことです。
ですから予習段階では、100%理解できなくても大丈夫です。文章を読むだけではわかりにくいテーマも授業で先生に講義してもらうことでわかるようになります。
100%の理解をしようとすると困難なうえ時間もかかります。ですから100%を目指さず「ここは解る。ここは解らない。」と自分なりに判断しておいてください。また、この段階で公式や定理について100%覚えられなくてもかまいません。それは後の授業や復習で完全にするからです。
授業
予習をして迎えた授業はある意味「復習」となります。自分が解っていることについては、確認作業となります。そして、予習段階で「解らなかった」テーマに差し掛かったら集中度を高めて理解に努めましょう。一度聞いて解らなかったら先生に質問しましょう。そうやって授業を活用することで、予習無しで受ける場合の何倍も身に付きます。ここで出てくる公式や定理などの知識は、遭遇するのが2度目になりますから、可能な限り覚えるようにしてください。
復習
予習し授業を受けることで、その単元の理解はかなり深まることでしょう。それを復習によって定着させることで、そのテーマの理解は十分なものになるでしょう。復習は、問題演習を中心に行います。
復習の際、知識の確認は具体的な問題演習のなかで行いましょう。問題を解く前に公式や定理を見直さずに問題のなかで自分の記憶からきちんと出るか確認しましょう。もしここであやふやだったり抜けがあればしっかり覚え直してください。